【1ヶ月検証】100円均一DAISO(ダイソー)で販売されている化粧水の保湿力を測ってみたら驚きの結果が・・・

今回は、ダイソーで販売されている化粧水「日本酒と米セラミド配合の潤い化粧水」の水分値の測定を行っていきます。今回、こちらの商品を選んだ理由としては、100円で販売されている化粧水って効果あるの？というのが気になったので、検証してみました！

こちらの成分の解説に関しては、現役のスキンケア研究員のことみさんが解説している動画が上がっているので、ぜひ最後までご覧ください。

いつもと同様に、化粧品の検査会社や医療の現場でも論文などに用いられる、コルネオメーターと言う水分値を測定できるプローブを使用して塗布後から8時間の経過を計測しています。

今回、塗布前の数値が52.56と割と保湿された状態で計測をスタートしています。

しかし、化粧水を塗布したにも関わらず3時間後には計測前の数値に戻り、8時間後にはなんと元の肌の水分値よりもマイナスの数値となってしまいました。

そこで、今回は同じシリーズの
・ハトムギ配合化粧水
・ダイズイソフラボン配合のモチ肌化粧水　

と合わせて「1ヶ月使用し続けたら、効果は変わるのか？」という長期検証も行いました！

ハトムギ配合化粧水「43 」、 ダイズイソフラボン配合のモチ肌化粧水 「48.33」、日本酒と米セラミド配合の潤い化粧水「44 」と、やや乾燥状態から計測をスタートしています。

そこから、毎日決まった時間に同じ場所に同じ量を塗布して計測を行なったところ、塗布後1週間あまりでどれも改善するどころか、マイナスに転じているのが分かります。

そこから、多少の浮き沈みはありますが大幅に改善されることはなく、イソフラボンに関しては、最終日もマイナスの数値で終了しました。

また、驚くことに、使用をやめて3日後の数値が塗布している時よりも良い数値となっています。
もちろん、この化粧水がお肌にとてもあっているという方もいるとは思うので、個人差はありますが
効果は期待できないと言う結果でした。

毎日使い続けてもあまり意味がない、むしろ数値が下がっており、安いからと言って使用するのはあまりオススメができません。

今回は、現役のスキンケア研究員のことみさんに成分の解説をしてもらっています！
ぜひ、詳しい成分の解説は動画をご覧ください。

2017年理系大学院修士後期課程修了。
その後、ヘアケアメーカーでヘアケア製品の処方開発を行い、
2019年外資系化粧品会社へ転職。
現在、スキンケア製品全般の処方開発を行っている現役の化粧品研究開発員です。

Q：phを測る理由は？
A ：肌のphと近いものを選ぶことで刺激を緩和することができます。

「日本酒と米セラミド配合の潤い化粧水」は、中性に近い化粧水であることが分かります。

Q：水の配合量を測る理由は？
A ：化粧水の中に、どのくらい保湿剤などの成分が含まれているかを予想することができます。
(アルコールが含まれる場合は、アルコールを含んだ数値です)

化粧水の水の配合量目安が90%なので、97.12%とほぼ水なのが分かります。保湿力の低さも納得の残念な結果といえます。

FORTUNE』は皆でコスメを科学するメディアです。
🧪化粧品の成分分析などを行う会社でも使用せされている肌測定器やpH測定などの検証を通じて、コスメの特徴をデータとして算出。
SNSや口コミに惑わされない、客観的な情報を発信し、あなたが本当に探し求めていたコスメに出会うお手伝いをしていきます。

※）FORTUNEで行っている検証の計測データは、統計学上有効なサンプル数を満たしているとはいえないため商品有効性を保証したり、また証明するものではありません。
あくまでも編集部スタッフの個人データとしてご覧ください。

今後も、どんどん計測や成分の解説を行なっていきますので、調べて欲しい商品がありましたらFORTUNEのYouTubeチャンネルにコメントをお待ちしております。