失ったことで生まれ変わった【アリッサ・モンクス】の【美】の見出しかた♡ハイパーリアリズム芸術家

1977年11月27日アメリカ/ニュージャージー州生まれの芸術家。アリッサ・モンクスをご存知ですか?写真と見間違えるほどのリアルな作品たちに魅了されること間違いなし♡ある出来事を機に彼女の画風に変化が…それは何故か。

Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

アリッサ

アリッサ

水と人をモチーフに絵を描き続けていた、アリッサ・モンクス。
彼女の作品は写真と思うほどリアルで繊細な作品ばかり♡

ある出来事がキッカケで
彼女の画風がガラリと変わります。

彼女に何が起こったのか…

それは誰しも、いつかは体験することでした。

アリッサ・モンクスが現在に至るまでをご紹介したいと思います★

アリッサ・モンクス♡ヒストリー

*8歳から習い始めた美術

アリッサ・モンクスは8歳から16歳までの間
あらゆる美術教室にお母さんが連れて行ってくれたそうです。

1つや2つ教室に通うのではなく、
たくさんの教室に通ったのは
彼女がしたかったことが、それしかなかったから。

絵を描くことに夢中な彼女は
14歳の頃には心から芸術家を目指すようになりました☆

彼女は技術を磨き続け、
大学院に行き MFA(芸術系の修士号)を取りました!

その後、彼女は初めての個展を開くことに♡

*初めての個展♡

初めての個展で絵が売れ、
生活が安定し始めたアリッサ・モンクス♡

初めての個展で売れた絵について彼女は
『極力 写実的に描く必要があり、詳細で本物らしくなければならなかった』
と語ります。
初めての個展で売れた絵

初めての個展で売れた絵

*水の表現に悩む10年間

絵を描く事で彼女は一人になることができ、
全てを制御することができる場となりました。

以来、彼女は水と人物をモチーフに描くようになりました。
バスタブやシャワーなど
私的で秘められた場の作品を描く彼女は
水の表現法に10年間も悩まされました!!
Alyssa Monks

Alyssa Monks

アリッサ・モンクスは水の描きかたに悩み、
このような(上の写真)絵を200以上描きました。

この絵では、
浴槽の水に小麦粉を混ぜて濁らせ、
表面には食用油を浮かべて水にリアリティを加えました。

その中へ少女に入ってもらい明かりを灯したとき、
あまりの美しさに、彼女は描くのを待ちきれなかったそうです♡

衝動的な好奇心に突き動かされ、
新しいもの(表現)を探し続けたアリッサ・モンクス。

ビニール・蒸気・ガラスなど、
彼女の作品に新しく加わりました。

彼女はたくさんの芸術家に囲まれ、
たくさんの描きたい絵を描き、物事は順調に進んでいました☆

アリッサ・モンクスは己の道を見つける途上でした。
Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

*美しき酷さ

2011年10月8日
人生に責任感を持つように…

この日、お母さんが肺がんであることを診断されました。

彼女は、母のそばで
どんな状況になろうと
母と一緒に過ごすことを選びました。

制御しようのないものを
制御することをやめ
ただただ母と一緒に過ごしました。

一緒に寝、一緒に朝食をとり、
母の大好きな入浴を手伝い、母の髪を乾かし、
夕方になると彼女の兄が子供を連れてやってくる。

これがアリッサ・モンクスとお母さんの日課となりました☆

母はどんどん弱っていき、
彼女一人の力ではサポートしきれず、
入浴時のみヘルパーを雇うことに。

単純な日課が、彼女と母の『聖なる儀式』となり
来る日も来る日も繰り返しました。

この時間を『美しき酷さ』と呼んだそうです。


ガンの診断から1年と3週間。
2012年10月26日 アリッサ・モンクスのお母さんは亡くなりました。
Alyssa Monks

Alyssa Monks

アリッサ・モンクスは小さい頃からずっと絵を描いてきたので、
お母さんの葬儀の後もスタジオに戻り、絵を描き続けました。

その時描いたこの絵(上記画像)に対し彼女は
『私の中で解きほぐされつつあるもの全てが
そこに放たれたかのようでした。』と語ります。

彼女はこれまで、とても慎重に作られた安全な場所を
絵を描く中で作ってきたはずだったが、それがそうでなくなった。
それは、もう絵を描きたいと思えなかったからだそうです。。

*新しい気付き

アリッサ・モンクスは外へ出てみようと思い、
画材を持って森に行きました。

このとき彼女は、何のこだわりもなければ
期待もしていませんでした。

だからこそ、彼女は自由の身になることができた。

このとき描いた絵の一つを、まだ乾かないまま
森の中に灯した明かりの横に一晩、
外に置きっぱなしにしてしまったそうです。

朝見ると、絵は虫に覆われていました。
だけど彼女には、そんなこと問題ではありません。

森で描いた絵をスタジオへ持ち帰ると、
何の計画もなく
彫り込んだり、絵の具を流したり、塗り重ねたりと
何が起きるかを見ていました☆

その絵の混沌や不完全さこそが彼女を魅了したのです。

彼女はかつてのように
思い通りに描くことができなくなったが、
不完全で混沌とし、荒れ狂った表面が物語を紡ぎだし、
アリッサ・モンクスは昔と同じ好奇心をもつようになりました◎
Alyssa Monks

Alyssa Monks

*現時点のアリッサ・モンクス

アリッサ・モンクスが次にしたくなったことは…

不完全で混沌とした絵に人物を入れたくなったのです。
人々と、この雰囲気の両方を取り入れたかった。

その結果、疎隔されたバスタブやシャワーに代わり
広がりのある空間へ◎

内側ではなく外へ出、制御をゆるめ、
不完全さを許容したのです。

不完全さの中で繊細さを見いだす。
私の中で大切なものは何か。それは人とのつながり◎

人とのつながりは制御のないところで起こる。
彼女はそれを絵にしたいと思っているのです☆
Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

Alyssa Monks

アリッサ・モンクスが学び、伝えたいこと♡

彼女は学んだことについて、こう語りました。

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私たちは皆、人生で大きな喪失を体験する。

仕事のキャリアの場合もあるかもしれない。
人間関係や愛、若さかもしれない。

私たちは健康を失い、愛する人たちを失います。

こういった喪失は制御できないし、予想もつかない。

それを変えようとせず、変わることも望まず。
ただ、そのままにする。

そうすることで空間が出来、
そこで自分の繊細な部分を感じられる。

それがあなたの心の奥底の声で、最も大切なことなのです。

そして、美を見つける機会を持ちましょう。
未知の中に
予想できないことの中に。
そして、酷い経験の中にも。

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彼女が学び、気付き、伝えたいこと。
それが作品となり発信されていることに感動しますね♡


辛く酷い思いをしていると周りが見えなく、
みんなが敵に見えたり、孤独を感じるものです。
『目が覚め、そして生きる。』
そんな当たり前なことでさえ、
私たちは幸せボケをして、生きていることの美、
生きているからこそ生まれる美があることに気付かない。

違った観点から見れば美が存在することを
アリッサ・モンクスは伝えたいのでしょう♡
Alyssa Monks

Alyssa Monks

いつか日本で♡

現在、アリッサ・モンクスの画集は販売されておらず、
プリントでいくつか販売されているようです。

いつか日本でも展覧会が行われると嬉しいですね♡
彼女の生み出す【美】の作品をこの目で見てみたいですね♡
2016年12月24日 更新

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